【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第9章 Dawn7.想いと正体
鈴「傷ついて…ほしくないんです。"暁"のみんなには…」
斑「…なぜだ?」
すると、リンはニコリと明るい笑顔を向ける。
鈴「みんな、私の大切な"仲間"だからです!」
リンは優しげな目でマダラを見たが、ハッとしてまた顔を逸らす。
鈴「あ、でも…」
彼女の頬がピンクに染まった。
鈴「トビさんにはもっと傷ついてほしくないです」
マダラは無言のまま彼女から視線を落とす。
ケガや傷など日常茶飯事。
裏で暗躍し続け、失敗が許されない日々の中で安らぎなどなかった。
今までそんな言葉をかけられたことなど一度もなかった。
斑「リン…」
鈴「私ッ!」
リンの声がマダラの言葉を遮る。
鈴「私!たとえ、仮面の下にある姿がどんな人間であっても!そこに私の知らないあなたがいたとしても!私はーー…!?」
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