第9章 Dawn７.想いと正体

鈴(またいつもと違う…。最近多いなぁ…)


そんな時、急にハッとあのことを思い出した。


鈴(あの時の赤い目…！まさか写輪眼！？いや…だけどそんなはずは…)

斑｢おい、リン？｣


ベッドに腰掛けたマダラはリンに話しかけるが、考え事をしている彼女の耳には入らない。


鈴(でも、もしそうだとしても何で隠すんだろう？)



斑｢リン！｣

鈴｢あ、はい！｣


リンはビクッと肩を思い切り揺らして我に返る。


斑｢傷の具合はどうだ？｣

鈴｢大丈夫ですよ。トビさんこそケガないですか？｣


すると、マダラは腕を組んだ。


斑｢あの時もそうだったが、なぜ俺の心配ばかりする？｣


リンは困ったような顔をしたが、柔らかく少しだけ笑うとマダラの隣に腰かける。


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