【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-
――――――――――…
イタチと鬼鮫は地下の廊下を走っていた。
鼬「ここから暗部本拠地だ」
ドアのない狭い筒抜けの穴をくぐり抜けると、赤い橋の上に立っていた。
見渡してみると、4本の支柱が通り、橋が何本も渡っている。
すぐ上は天井になっているが、下はどこまでも続いていた。
鼬「サスケはきっとこの最深部にいる」
鬼「気が遠くなりますねぇ」
イタチは橋の手すりに腕をかけ、そこから身を乗り出した。
この真下深くにいるサスケが心配なのか、難しい顔をして下の暗闇を見つめる。
鼬「……そろそろ来るな」
イタチがハァと溜息をついて瞳を閉じた。
鬼「何がです?」
それを言い終わらない内に、2人を3人程の暗部が取り囲んだ。
鬼「このことですか」
鼬「あぁ」
鬼鮫も思わず納得する。
下を見ていたイタチもゆっくり顔を上げた。
_