第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

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｢連れて参りました｣

団｢ご苦労だった｣


暗部本拠地、最深部。

とある大きな部屋に入ると、そこには数人の暗部を引き連れたダンゾウが威厳を放ちながら立っていた。

サスケ達４人はゴッと背中を蹴られ、無理矢理ダンゾウの前にひざまづかされる。


団｢うちはサスケ…｣


ダンゾウはサスケを見るなり、細い左目をギラギラさせた。


団｢その眼はワシの物にする。お前を殺してからだがな…｣

佐｢うちはの人間でもない奴がどの面下げて言ってやがる｣

｢貴様！ダンゾウ様に！｣

団｢いい｣


暗部の一人が思わず怒号を上げ、掴みかかろうとしたが、ダンゾウの一声で静まる。

水月達はその暗部をギッと睨みつけた。


団｢その眼…｣


ダンゾウはサスケの近くに寄り、杖で彼の顎をクイッと上げた。


団｢目隠しのせいでどんな写輪眼かはわからんが…死んだあのイタチの弟だからな。良い眼なのは見なくともわかる｣


すると、サスケの口角が片方だけゆっくり上がった。


佐｢イタチ―…兄さんは死んでない｣


ダンゾウは一瞬目を見開いたが、すぐに鼻で笑う。


団｢お前が殺した…兄をな。幻覚でも見たか｣


ダンゾウは杖を降ろすと、鷹のメンバーに背中を向けた。


団｢断頭台へ連れて行け｣


そう言い放つと、部下を引き連れて部屋から出て行った………


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