第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

蠍｢俺の毒使ったのか、デイダラ｣


プルプルと震える動けない忍を見てサソリもニヤッと笑った。


泥｢あぁ。一緒に新しい毒作った時についでに作ったアレだ｣


蠍(なるほど…。あれは神経系の毒で強い痺れを起こす。即効性もあるからな。Ｃ４にはもってこいの毒だ…)


蠍｢で、"旦那毒人形"って意味不明な物にその毒煙を入れてたって訳か｣

泥｢意味不明は余計だが…まぁそういうことだ！うん！｣

蠍｢やるじゃねぇか｣


デイダラは上機嫌に鼻を鳴らす。

一度サスケにＣ４を写輪眼で破られてから、どうしたら確実にナノサイズ爆弾を吸い込ませられるか、デイダラは日々考えていた。

そして、考案されたＣ４の最終進化形態――…


泥｢"Ｃ４カルラ:ポイズンフォルム"！食らえ！！


―――――喝っっ！！！！！！｣


デイダラは高らかに雄叫んだ。

同時に、周囲で呼吸していた人間やありとあらゆる生物が崩れていく。


｢うっ…なんだ…｣

｢まさか…そんな！｣


崩壊していく自分の身体を見るなり、驚嘆と脅えを見せ、デイダラの前に散っていった………


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