第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

しかし、牢屋は開け放たれ、サスケ達の姿はなく、警備員すらいない。



ザザッ



痛.小｢｢！｣｣


突然気配を感じると、既に周りは黒ずくめで狐の面をした数人の暗部が取り囲んでいた。


｢お前らの狙いはわかっている。サスケだろう？｣

痛｢………｣


ペインは鋭い目付きで睨んだ。


痛｢サスケの居場所はどこか…はっきり答えろ｣

｢そんな問いに我々が答える筋合いはない｣


すると、ペインはフッと鼻で笑った。


痛｢なら邪魔なだけだ｣



ドウッ！！



｢｢｢ぐぁ！｣｣｣


磁石の斥力のような力で弾かれた暗部の忍達。

彼らはうめき声を上げながらも、すぐに立ち上がろうと地面に手をついた。

しかし、ペインはその内の一人にサッと素早く近付くと、彼の頭に手を置いた。


｢…っ……｣


それに気付いた他の暗部がペインに一気に近付いた。


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