第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

斑｢もしお前がこのまま木ノ葉を襲ったら、今までサスケに手を出してこなかった"根"の者達もサスケを狙うようになるぞ。お前には里を守ったという真実がある。お前が里を襲わないと上役は信じている。だが、今になって覆ってみろ？さすがに暗部も黙ってないぞ｣


静かに聞いていたペインがうつむくイタチの肩に手を乗せた。


痛｢話はわかった…。そういう訳があるなら俺と小南でサスケを助ける｣

鼬｢リーダーたちは木ノ葉を潰しに行く。行かせるわけにはいかない｣


イタチは睨むように顔をゆっくり上げる。

すると、鬼鮫が一歩前に出た。


鬼｢イタチさん、アナタどっちなんですか？｣


イタチがふと横を向くと、鬼鮫は顔をしかめながら彼を見ていた。


鬼｢酷なことを聞くのを承知で言います。サスケ君と木ノ葉…アナタはどちらを救いたいんですか？どちらが大切なんですか？｣





鼬｢………………






………サスケに……決まってるだろう…｣


イタチは声を絞り出し、拳を握り締めた。


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