第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

泥｢どうしたんだ？うん？｣

蠍｢ま、大体想像はつくがな｣


実はイタチ以外のメンバーは"ペインと小南が木ノ葉を潰す"という事は知っていて、イタチがそれを知ってしまったがために今の状況に至るのだとわかっていた。


小｢…実はさっき―――｣


小南は先程あった事をメンバーに全て簡単に話した。


その近くでは、イタチとマダラは緊迫した睨み合いをしている。

しかし、幻術をかけ合っている訳ではなく、ただ目線を交錯させていた。


鼬｢放せ｣


やっと開いたイタチの口から冷たい声が放たれる。





斑｢サスケを助けに行くつもりだろう？｣

鼬｢他に何がある？｣

斑｢やめておけ｣

鼬｢………｣


イタチが静かになると、マダラはゆっくり肩から手を離す。


斑｢イタチ、お前は木ノ葉の上役―…ダンゾウに"サスケに手を出したら非同盟国に里の機密情報を漏洩する"と言って里を抜けたな？｣

鼬｢…だが……｣

斑｢仮に！｣


イタチが反論しようとした時、マダラの声が鋭く遮った。


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