第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

それから、ペインとマダラは"木ノ葉を潰す理由"と"サスケが上役を暗殺しようとした理由"など、全てをイタチに話した。


斑｢サスケは本気だった…｣

鼬｢なぜ今まで黙っていた？｣

痛｢言えると思うか？｣


ペインは今まで以上に真剣な眼差しをイタチに向けた。


痛｢里に命を懸けた兄のために…弟が上層部を暗殺しようとしている―…お前と真逆の道を歩もうとしているなどと、言える訳ないだろう。お前がつらくなるだけだ｣


イタチはスッと立ち上がり、ドアノブに手をかけた。


鼬｢もういい｣


イタチはそれだけ言うと、足早に部屋を出て行った。


斑｢待て、イタチ！｣


それを引き止めようと、マダラも部屋から出て行く。

階段を下りてリビングまで来た所でようやくイタチを捕まえた。

イタチは肩を掴んでいるマダラをギッと睨みつけるが、マダラも険しい表情で視線を返す。


飛｢何だ何だァ！？｣


そこでくつろいでいた他のメンバーは何事かと思って、イタチとマダラを交互に見ている。

それから、ペイン、小南、リン、ゼツも階段から駆け降りてきた。


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