【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
「そこまでです!」
二人は声のした方を振り向く。
すると、そこにはエプロン姿の鬼鮫が腕を組んで仁王立ちしていた。
鼬「鬼鮫…」
鬼「夕飯を食べ終わって、すぐ二人で外へ出て行くのはいいんですがねぇ…。なかなか帰らないんじゃ心配しますよ」
鬼鮫はハァとあきれたように溜息をついた。
鼬「すまない。急にサスケの修業に付き合うことになってな」
鬼「こんな夜中にですか。ま、サスケ君を見ればわかりますがね」
鬼鮫はサスケの方に目を移した。
その視線の先にいるサスケは膝に手を置き、完全に息が切れている。
鬼「もう夜も遅いですし、修業はまた今度にしてはどうですか?」
鼬「そうだな」
イタチがそう言うと、鬼鮫はフゥと息を吐いた。
鬼「では、私はまだ洗い物が残ってますので先に帰らせてもらいますよ」
鼬「あぁ。すまないな」
鬼「いえ。早めに戻ってくださいよ」
鬼鮫がそれだけ言って瞬身で消えると、イタチはサスケに歩み寄った。
しかし、サスケは苦しそうに脇腹をさすっていた。
鼬「…痛むのか?」
佐「みぞおちに入っただけだ」
イタチはそんなサスケを心配し、肩を貸した。
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