【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
イタチはゆっくりサスケに近付いていく。
鼬「お前の実力はこんなものではないだろう」
あえて強めの言葉をかけながらサスケを奮い立たせる。
佐(うちはのアジトで戦った時よりも強い…!)
あの時は病を患っていたが、今回はそれもない分スタミナも十分あるイタチ。
しかし、だからと言ってもここまでことごとく自分の攻撃をかわされ、ダメージを受けるとは思っていなかった。
やはりあの時は加減されていたんだと、改めて思い知らされる。
病を背負い、加減していたのにもかかわらず、あの時のイタチは忍具の撃ち合いの中で影分身の印を組んでいた。
その事実が悔しかった。
佐(俺は万全の状態でも印を組めない。今のところ攻撃は全部かわされている…)
サスケは地面に手をつき、手を握り締める。
鼬「立て」
イタチの厳しい声が響いた。
鼬「すぐに立て、サスケ」
佐「…くっ…そ!!」
サスケがまた刀を構え、走り出そうとしたその時――…
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