【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
うつぶせに倒れている自来也の背中には6本の黒棒。
のどからも身体からも血が流れ、確認せずとも死んでいることは明らかだった。
痛「死んでるな。心臓も止まっている」
鈴「そうだね」
後ろでリンが呟く。
痛「死体回収は里の忍にやらせよう」
そう言うと、六道たちは口寄せのようにボフンと姿を消した。
ペインとリンは塔へ帰ろうと建物に登ると、そこで見ていた小南が迎えた。
小「畜生道は作り直しね。また死体を手に入れないと…」
痛「あぁ。手間をかける」
リンも中へ入ろうと少し歩んでからおもむろに振り返った――…
鈴「!?」
そこには、自来也が息を吹き返していたのか、フカサクの背中に何か文字を書いていた。
痛「!」
リンの視界とまだリンクしたままだったペインも一瞬立ち止まり、すぐにバッと振り返る。
痛「……心の臓は止まっていたはずだが…」
ペインはかすかに眉を寄せた。
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