【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
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小「出て来ないわね」
小南は空中から自来也に目を光らせている。
痛「畜生道もまたやられた」
鈴「さすが自来也先生。結界に引きずり落とすなんて…」
痛「まぁな」
瓦礫の浮かぶ湖と化したこのため池を見下ろすように、リンとペイン、そして六道の3人が崩れた建物の上で隠れながら待機している。
修羅道だけため池に浮かぶコンクリートの上で、水面をくまなく見張っていた。
鈴「お兄ちゃん、いくら自来也先生でもあのケガだよ?逃げちゃったんじゃない?」
小「私もそう思うわ」
小南はリンの隣に舞い降り、元の姿になった。
痛「いや…」
しかし、ペインは前を向いたまま水面を見下ろしている。
痛「俺はそうは思わない」
すると、リンの口角が不意に上がった。
鈴「本当だ…。さっすがお兄ちゃん」
リンの視界には、水に浮かんでいるコンクリートから少しだけ顔を覗かせている自来也が映った。
自来也は修羅道に大きな手裏剣を構えている。
鈴「お兄ちゃん」
痛「わかってる」
リンからの視界を受け取り、ペインも自来也を見つけた。
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