【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
ペインは自来也の方に右手を突き出した。
自.フカサク.シマ「「「!」」」
すると、自来也の背後から建物の壁が崩れ落ちてきた。
ズゴォオオォオオオオーーー…!!!!!!
壁が自来也を飲み込むと、大きな瓦礫がガラガラと水面に落ちた。
水の上に立っているペイン達。
その身体が瓦礫が落ちて立つ波で揺れる。
鈴「殺った…?」
痛「いや、わからない」
水面にたたき付けられ、崩れ落ちていく壁と水に沈む瓦礫を見つめる。
痛「小南」
小「もうやってるわ」
小南は印を組み、両目を閉じ、周辺を感知する。
小「………いない」
小南は目を開けてそう告げた。
痛「だが気配はある…」
小「違うわ…!下よペイン!!」
小南がハッとしたように叫ぶと同時に、突然水の中から2本の長い舌が飛び出した。
ペインはとっさに振り返る。
舌は畜生道の両足に巻き付くと、小南は紙手裏剣を素早く投げた。
しかし、それよりも早くそのまま畜生道を水中引きずり込んでいった。
痛「………気配が消えた…」
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