【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
すると、リンが水面にパシャリと水飛沫を立てて降りた。
鈴「なら尚更でしょ。今から殺される先生がそんな事隠してどうするんです?」
リンと自来也の冷たい睨み合いが始まる。
しかし、リンの眼は一切動揺を浮かべず、冷静そのものだった。
後ろでは、小南がいつでも攻撃できる体勢だった。
自「あれはワシの予想だった。確信は得とらん」
やっと口を割った自来也。
しかし、それはあまりに不自然な言葉だった。
痛「ならなぜ…奴らにそんな予想でしかないことを教えた?」
自「だが、それは今予想じゃなくなった…!」
痛「どういう意味だ?」
自「ペイン…お前はワシに"なぜマダラのことを知っている?"と聞いた…。その言葉は、"マダラは暁にいる"と暴露しているようなものだぞ」
痛「………」
自「それからもう一つ言っておく。17年前に起きた木ノ葉の九尾の妖狐襲来…あれはーー…"人災"だ」
リンは自来也の言葉に眉をひそめた。
鈴(どういうこと?マダラさんは天災だってーー…)
痛「言いたいことはそれだけか?」
ペインは無表情で自来也を見下ろしていた。
痛「フンッ…。三忍の自来也も輪廻眼の前に散る…か」
自「死ぬのはどっちだろうのォ…ペイン」
自来也は負けじと対抗するが、ペインの冷めた眼差しは変わらなかった。
痛「ほざいてろ。俺は…この世界のーー…」
自来也が思わず身構えると、ペインの口角がつり上がった。
痛「神だ」
ザッ
ペインは六道全員を引き連れ、自来也へと飛び掛かった………
_