【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
命懸けで形見を取って帰ってくれて、抱きしめられた時に向けられたマダラの優しい微笑みも浮かんだ。
リンはギュッと拳を力強く握る。
鈴「相手がたとえ自来也先生であっても、私はあなたを絶対に許さない…!」
そう言った彼女の目には炎が宿ったかのように、いつになく怒りに満ちていた。
鈴「お兄ちゃん」
リンは握手を求めるようにペインに手を差し出した。
痛「お前…本当にーー…」
鈴「私も一緒に、お兄ちゃんと小南姉とーー…」
小「リン、あなたがそんな重荷を背負うことはないのよ」
自来也がかつての師匠であるが故に、リンを戦いに巻き込むのが本当は嫌で仕方ないペインと小南。
自来也の見たくもない姿を見てしまうかもしれない。
酷な戦いとなるだろう。
しかし、リンは首を横に振った。
鈴「だったら余計だよ。小南姉とお兄ちゃんもそんな重荷を背負うことないじゃない」
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