第26章 Dawn２１.師匠と弟子

リンはにこりと笑った。


鈴｢それに、これはある意味けじめでしょ？｣


リンの言葉がペインと小南の胸にスッと溶けていった。

ペインは差し出されていたリンの手を握る。


痛｢わかった｣


表情は仕方なさそうに眉を寄せていたが、彼の瞳は優しかった。


鈴｢ありがとう、お兄ちゃん｣


ペインは頷くと、そっとリンの手を離した。

瞬間、輪廻眼の力で２人の脳内に互いの視界の映像が入ってくる。


痛｢自来也先生…いや、侵入者。俺は平和主義者の神だが、アンタがそのつもりならこちらも容赦はしない。生きては帰さん｣

自｢平和主義者の神か…。冗談を言うようになったの…ペイン｣


ペインはフッと笑い、自来也に背中を向ける。


痛｢お前はさっき、"暁のやっていることは間違っている"と言ったな…？｣


ペインは横顔で輪廻眼の眼差しを彼に突き刺した。


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