第26章 Dawn２１.師匠と弟子

全身にしっかりと巻き付き、そこから一歩も動かさない。

しかし、畜生道は相変わらず無表情。

小南もそれを上から静かに見ている。


自｢長門…お前にいくつか聞きたいことがある｣


自来也は畜生道の動きを封じたまま強い眼差しを彼に向けた。


自｢"ペイン"はどうした…？｣









ザッ



痛｢ここだ…｣

自｢！｣


顔を上げたまま横を見ると、そこにはペインが冷たい目で自来也を睨んでいた。

彼は数本の狭いパイプの出っ張りの上で、紫色の輪廻眼を鈍く光らせる。

小南もペインの隣に降り立つと、剥離していた紙が元に戻り、本来の姿になった。


自｢…ペイン……｣


自来也は突然現れたペインを凝視したまま目を大きく見開いた。

自来也はペインと畜生道を交互に見つめる。


痛｢さっきから長門長門と何度も言っていたが、そいつは長門じゃない。俺の駒だ｣


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