【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
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パサッ…
鈴「?」
部屋にいたリンの足元に、フワリと舞い降りた紙飛行機。
リンは不思議に思ったが、それを拾い上げ、しげしげと眺める。
斑「…それは?」
マダラが後ろから声をかけると、彼もその紙飛行機に眉を寄せた。
鈴「たぶん小南姉からなんですけど…」
斑「そうか」
マダラはそう言っただけで、ソファにドサッと座り込む。
きっとドアの隙間から入って来たのだろうと、リンは勝手に解釈して紙飛行機を広げた。
そこには小南の字で何やら文が書かれている。
リンはそれを黙って読むなり、急にパッと顔が明るくなった。
鈴「マダラさん!出来たって!」
斑「何がだ?」
鈴「お兄ちゃんの"六道"ですよ!完成したんだって!」
リンはかなり興奮気味できゃっきゃと跳ねる。
鈴「雨隠れに行って六道見てきますね!」
斑「待て、リン」
嬉しそうに駆け出すリンを、マダラが引き止めた。
斑「俺も行く。お前一人では危険だ。まだ雨隠れの残党が里に入って来ているらしい」
鈴「大丈夫ですよ。お兄ちゃんも私が里に入ったこと雨でわかるみたいだし…。それに、小南姉がいつも迎えに来てくれるから!」
リンはにこりと笑うと、部屋を飛び出すように走っていった………
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