【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
「祭礼行事や演説、命令などは全て代理者を使われるんだ」
自「お前達の長だろう。なぜ、仲間にも姿を隠す必要がある?」
「こういう時のためさ…」
自「なるほど」
自来也は目を丸くして妙に納得する。
「…お前…旧雨隠れの残党じゃあないな?一体何者だ?」
自「ワシの事はどうでもいい。それより、"旧雨隠れ残党"とはどういう事だ?」
「ちょっと前までは残党の奴らが神様を狙って、事あるごとに潜入してきてたからな」
下忍はニッと笑った。
「まぁ、今はその心配も無い…。紛れ込むとすれば、お前のように外から運良く忍び込めた輩くらいだろう」
自「心配無い?どういうことだ?この国はまだ内戦中だと聞いているがの…」
自来也はまた眉間にシワをつくった。
「無理も無いな…。この国は閉鎖的だ。まぁいい。教えてやろう。
既に内戦は収まった!我々の勝利だ!」
自来也の質問にも平然としていた下忍は、力を込めて言った。
「だから"神様"は伝説になってる!雨隠れを潰した…たった一人でな!」
自「なッ!!?」
自来也の開いた口が塞がらない。
自「信じられん…」
目を真ん丸く見開き、息をのむ。
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