【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
自「こうなれば奥の手だの」
「な…何をする気だ…?」
くすぐりを隣で見ていたもう一方の下忍が怪訝そうだが、少し不安げに冷や汗をかいている。
自「どうあっても吐かないのなら、ワシのおっそろしーい術で必ず吐かせる!」
また自来也はくすぐりを再開し、否応なしに無理矢理笑わせる。
更に大きな声で爆笑し出す下忍。
自「さぁ吐けぃ!」
「俺達は下っ端でもここの忍だ!」
すると、隣の下忍がいい加減頭にきたらしく大声で叫んだ。
「どんな事をしても無駄だ!俺達を甘く見るな!」
自「ふう…。なら仕方ないのォ…」
自来也はわざとらしく溜息をつくと、くすぐりをしていた方の下忍の頭に手の平を押し付けた。
「や…やめろ――――!!!」
ボフンッ
下忍の叫び声だけが木霊し、煙が彼の周囲を覆った。
「!」
煙が薄れ、隣の下忍が気付いた時には既に、"ゲロゲーロ♪"と愉快に鳴く蛙に変化していた。
「貴様ァ!卑怯なッ!!」
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