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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第24章 Dawn20.動物と絆-真実-





すると、イタチはすぐさまサスケにヒソヒソと耳打ちした。


鼬「サスケ、デイダラの粘土を褒めろ。とにかく褒め倒せ」

佐「ハァ?何で俺が…」

鼬「いいから。騙されたと思ってやってみろ」


イタチに無理矢理背中を押され、サスケはデイダラの前に押し出された。


泥「あ?なんだよ、うん」


デイダラは眉を寄せ、不機嫌そうにしている。

隣のサソリは不思議そうにパチパチとまばたきした。


サスケは正直なところうんざりしているが、ここまで来てしまった以上イタチの言う通りにするしかない。


佐「その鳥型の粘土、確か空飛べたんだったな?そんなものは初めて見た。俺もそいつには脱帽だ」

泥「……?」


以前戦った時とのあまりの豹変様に、デイダラは怪訝そうな顔をするどころか最早目が点になっている。

サソリはあんぐりしていてもう絶句。

しかし、サスケはなおも褒め続ける。


佐「空も飛べるなら攻撃範囲もそれだけ広がり、かつ、自分の身を安全な場所に置ける。そしてその粘土。大きさや形を変えられ、使い勝手がいい。俺も苦汁を嘗めさせられた。最後にあの爆発力。威力に差をつけ、自在に操るのは新しい忍術だと思うし、素晴らしいと思う」


最初から最後まで完全に機械のように棒読みで言い切ったサスケ。


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