【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
タッタッタッタッタッ―――…
すると、向こうから誰かの走る足音が聞こえてきた。
が、少し離れた所でその音が止んだ。
「……イタチ…!」
鼬「!」
イタチはその声にふと前を見る。
と同時に、頭痛と乱れた呼吸で苦しげだった顔に少しだけ笑みがこぼれた。
鼬「…サ…スケ……」
前に立っていたのは、息を切らして肩で息をするサスケ。
サスケもあれから広い東アジトの中を走り回り、汗だくだった。
イタチには、サスケが霞んだようにしか見えていない。
しかし、声だけで弟であることがすぐにわかった。
鼬「…ぐ…っ!ゴホ!!!ゲホ!ゴホッーー…!!」
すると突然、またもイタチは胸と口をおさえて壁にもたれると、再び大量に血を吐く。
身体がズルズルと膝から崩れるように倒れる。
佐「イタチ!!」
サスケはすぐにイタチに駆け寄?彼の身体を膝に抱き、その肩に腕を回した。
佐「!」
その時、サスケは初めて知った。
イタチの病がどれだけ進行しているかを――…
そのあまりにも細い肩には、昔おぶってもらった時のような頼もしさはなかった。
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