第8章 両脇に
ヨ「何してんお前ら。」
ク「あー喜君おかえり!聞いて!キヨ君酷いんだよ!私が見つけたお菓子取るし、桜ちゃんもぎゅぅってするんだよ!桜ちゃんにぎゅぅってしていいの私だけなのに!」
キ「はぁ?最初にお菓子取ったの俺だし!それに何で桜に抱きついて良いのクレハだけなんだよ!俺だって良いじゃん!」
ク「ヤダ!ダメな物はダメ!」
そんなやり取りを苦笑いしながら見てるヨシヤ。
桜に目をやると完全に考えるのを止めてる顔だった。
取り敢えず2人を離し
ヨ「お~い桜~大丈夫かぁ~」
『…大丈夫な訳あるかぁ…面倒なのが増えたぁ…』
両手に花とはよく言ったもんだ。これはただの両脇に厄介じゃん!
私はもう何も考えるのが出来なくなっていた。