第7章 気まずい
「お休みの日にごめんねぇ。」
『いいよ。今日はどこに行くの?』
クレハと桜は、買い物に出ていた。
ク「お洋服欲しくて。好きなお洋服屋さんがね、新作出したの!」
嬉しそうに話すクレハ。
クレハを見ていると、ホワホワした気持ちになる。
話している内に目的のお店に着く。
クレハらしいお店だな。
お店に入ると店員さんが駆け寄る。
常連なのだろう、店員さんと仲良さげに話をしている。
新作を出してもらい、試着をするクレハ。
ク「どうかな?桜ちゃん?」
『どれ着てもクレハは、可愛いね。』
そう言いながら私は写真を撮る。
撮った写真をクレハに見せ見映えを確認する。
ク「ん~~~どれも可愛くて決められないよぉ!」
新作の洋服の前でずっと悩むクレハ。
『クレハ、お会計終わったよ。』
ク「えっ?」
桜は、新作一式を購入しもどってきた。
ク「えぇ~!全部なんて!しかもお会計終わったって桜ちゃんが払ってくれたの!ちょっと待って今お金!」
そう言い財布を出そうとするクレハを桜が止める。
『いいの、私がそうしたいって思ったからそうしたの。それに、クレハ養う位の貯金は、幾らでも有るから。』
ク「でもっ!」
『その代わりクレハが美味しいと思うご飯を私にご馳走して?』
桜がそう言うと
ク「!うん!」
(何あのイケメン。あれが男性だったら完璧惚れちゃうよ。)
傍で見ていた店員は、心の中で呟いた。