第4章 唯一の
一通り遊んでいると、チャイムがなる。
クレハの荷物が届いたので、スタッフと私で運び出す。
「桜様。ご報告が。」
スタッフの1人が耳打ちしてきた。
盗聴器を仕掛けた人物が判明したらしい。
…ストーカーでは、無かったがそれ以上にタチが悪い。
私は、何ヶ所か連絡を取り今後の事を考える。
リビングに戻り
「クレハ、暫く私の仕事の手伝いしてくれない?」
色々考えこれが1番安全だと思った。
「ふぇ?お仕事?」
『うん。そんな難しい事じゃないから、大丈夫。基本ここで作業だし、それ以外は自由にして良いから。ただ外出の時だけ暫く私かスタッフ付けていいかな?』
私の話に3人は、着いてこれずポカンとしてるけど
ク「うん。桜ちゃんがそう言うならそうする!」
ふにゃっと笑いながら腕にしがみついてくる。
それを見ていた喜夜が
「そうだ、説明してよ。」
『クレハいい?』
私の問にこくんと頷く。