第4章 唯一の
ティロリン♪
んー
朝早くにスマホが鳴る。
薄目で確認をすると、
『…マジでか…』
私は送り主と文面に溜息を着く。
『…起きて支度するか…』
私は、スマホを布団に投げ身支度をする。
廊下を出ると、喜夜の声が聞こえる。
あぁ生配信中か。時刻は朝の7時を過ぎた頃。
あのゲーム終わらなかったのか。
喜夜は、昔からゲームに縛りを付けてプレイするのが好きだった。
今回もアホな縛りを付けて苦戦してるんだろう、私は部屋の前を過ぎ下に降りて洗面所に向かう。
顔を洗い、髪を整えメイクなどを済ませる。
本当ここの洗面所、設備がいいなぁ。
メイク道具や化粧水等綺麗に棚に置いてあり、ちょっとしたお化粧売場みたいになってる。
そもそも洗面所兼脱衣所だから広いし、何かあるのかもさっぱり。
私は支度を終え2階上がると、丁度喜夜が部屋から出てきた。