第25章 体温
15分程すると、キヨがお風呂から出てきた。
『おかえり。体調どう?』
キ「んーまだ少しダルいかなぁ。」
『暫くはしょうがないよね。はい。』
桜は、買ってきたポカリを渡す。
キ「ごめんなぁ、無意識に電話しちゃってたみたいで。」
『大丈夫だよ。予定無かったし、前に私が熱出ちゃった時キヨが薬とか買ってきてくれたんでしょ?熱出るとしんどいよね。』
そう言いながら、少し濡れたキヨの髪を首に掛けていたタオルで拭く。
『ちゃんと拭かないと悪化しちゃうよ?』
キ「…べぇ…」
『え?』
キ「やべぇ…めっちゃちゅうしたい…。」
『なっ!』
そう言い桜を抱き寄せる。
キ「流石に我慢するよ。だけどこれは許して?」
『…いいよ…。』
キ「…はっ?」
『キヨだったらいいよ…。』
キ「…」
キヨは、首に顔を埋め吸い付く。
『!』
キ「…はっ、今日はこれで我慢するよ。」
服に隠れる位置にキスマークをつけた。
キ「今しちゃうと、色々ヤバいから…。」
『…』
キ「ごめんなぁ、嫌だったよな。」
『ううん、嫌じゃないよ…キヨだから私はしてもいいって思ったし…。』
キ「っ!あんま煽ること言うなよっ」
『えっ?あっごめん。』
キ。「…ちょっと熱出始めたかも。」
『大変!横にならないと!』
キ「寝付くまでいてくれる?」
『そのつもりだよ。さっ布団に行こ?』
キヨの手を引きベッドに連れていく。