第24章 無色透明
『何かごめんねこんな事話しちゃって。』
そう言い机に向かおうとすると
ガバッ
『ふぁっ!?』
キ「別にいいんじゃない?俺達に不安押し付けて。」
キヨに腕を引き寄せられ抱きしめられる。
キ「俺もレトさんも詩葉も、自分達の意思で2人の事聞きに来たんだし、何か力になれればって思ってるよ。桜1人が責任を感じる事じゃないし、負い目なんてないよ。」
その言葉に桜の目から涙が溢れる
『ひっく、あっありがとう、キヨっ。』
キ「俺がいるし何かあったら何でも話していいから。」
よしよしと、桜をの頭を撫でながら宥める。
キ「桜は、よく一人で頑張ってるよ。これからは、皆居るから甘えられる所は甘えな。」
『…うん。』
キ「さ、皆の所戻ろうぜ。」
涙を拭き、皆が待つリビングへ戻った。