第24章 無色透明
淡々と桜が資料を読み上げていく中、それぞれの顔が歪み
よ「っ!ざけんなよ!どいつもこいつも!2人をなんだと思ってんだよ!」
耐え切れず喜夜が声を上げる。
こ「よしや落ち着いて。気持ちは分かるけど、今は話を聞こ?」
詩葉になだめられ、静かになる。
『おじぃの知り合いが、発見してから2年ぐらい経ってて、相当苦労して今と状態の2人みたい。』
キ「そっか、2人も頑張ったんだな。」
レ「色んなゲームやって、こう言う子達見てきたけど、リアルだとやっぱ堪えるよなぁ…。」
その言葉に皆黙る。
『取り敢えず2人の分かっている事はこんな感じ。暫くはうちで預かるし、会う機会も増えると思う。だからこそ皆には、知って欲しいって言う私のわがまま。』
桜がそう話すと
よ「まぁ、何とかなるっしょ!」
レ「そやね、無理して接するより自然に任せとけば何とかなるよ!」
キ「俺達に出来ることあったら何でも手伝うよ!」
皆の言葉に少し気持ちが軽くなる桜。