第17章 お仕事
『これとこれ入れて、後は買い物で済ませればいいかな?』
昨日キヨに突然オムライスを作って欲しいと頼まれたから、私は下準備した食材を、保冷バッグに入れて
『準備できたよっと。今日は誰もいないから何か静かだなぁ…。』
何かあったとき用に、私と喜夜とクレハでグルチャを作っておいた。
そこには2人からメッセージが来ていて
「今日詩葉と出かける。」
「レコーディングが有るから帰り遅くなります!」
と。
(誰もいないなら家でも良かったかな?)
何て考えながらキヨが来るのを待っていた。
数十分後。
ティロリン♪
「着いたよ。」
玄関を開けると門の前に1台の車がとまっていた。
荷物を持ち鍵を閉め、門に向かうと
キ「よっ。」
キヨが車から降りて待っていた。
『お早う。今日車で来たんだね!』
キ「買い物するっしょ?車の方が良いかと思って。」
そう言いながら助手席のドアを開ける。
『えっ?!』
キ「ん?乗らないの?」
『あっ乗る!』
私は助手席に乗りその後にキヨも車に乗り込む。