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風が吹く【鬼滅の刃/不死川実弥】

第8章 素直になれたら


実「、、、楓」
実弥が耳元で囁くと、楓は真っ赤になって、後退った。
実「おい、どこ行く気だぁ」
後退さられて、イラッ、とした実弥はそれを隠さずに言う。
楓「だって、名前、、、」
実「あぁ?名前がなんだってんだ?」
楓「実弥くん、今まで名前で呼んでくれたことなかったから、、、」
そう言われてみれば、そうかもしれない。いつも、お前、や、てめぇ、と呼んでいて、ちゃんと名前で呼んだことはなかった気がする。
実「、、、楓」
実弥は離れた楓を抱き締めると、わざと耳元で囁く。
実「茹で蛸みてぇ」
楓は、顔どころか首筋まで真っ赤にしている。
楓「、、、もうっ、実弥くんのバカ」
実弥を睨む楓だが、恥ずかしさで目が潤んでいて、怖くもなんともない。寧ろ可愛い。
実「やべぇ、すげぇ可愛い。」
思わず漏れた実弥の言葉に、楓はさらに真っ赤になる。
実「楓が欲しい。家に来いよ。」
楓は首を傾げた。そして意味がわかると、どうしていいかわからず、とりあえず実弥の胸元に顔を埋めた。
実「嫌がらねぇなら、連れて帰る。」
実弥は楓を抱き上げると、疾風の速さで家に帰った。
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