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風が吹く【鬼滅の刃/不死川実弥】

第1章 同期


皇楓と不死川実弥は同期だ。同じタイミングで最終選抜を受け、二人とも生き残った。たまたま同い年だった。
はじめに声をかけたのは楓だった。
『ねぇ、あなたの名前は?』
驚いて、返事が出来ない実弥に、自分は皇楓だと名乗った。
『あなたの使ってる呼吸は何?私も使いたい。教えてくれない?』
当時、楓は水の呼吸を使っていた。しかし、楓は水の呼吸が自分に合っていないと感じていた。最終選抜の時に見た、実弥の風の呼吸が、自分に合っていると感じたのだった。
『そんなのは他をあたれ。』
実弥は断った。しかし楓も負けなかった。頼んで頼んで頼んで頼んで、やっと教えてもらえることになった。
とは言っても、最終選抜を終えた後だ。体作りから始めるわけではなく、やはりと言うべきか、楓の思った通り風の呼吸はすぐに使えるようになった。その証拠に、楓の日輪刀は、実弥に似た、緑色になった。
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