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風が吹く【鬼滅の刃/不死川実弥】

第5章 3人で任務


実「猫に木天蓼、鬼には稀血。」
実弥が自分の腕を刀で切った。血が滴り落ちる。
楓「実弥くん、何してるのっ!?」
実弥の血が流れた瞬間から、鬼の様子がおかしい。何やら頭をフラフラさせている。
鬼「これはこれは。そちらのお兄さんは稀血の持ち主でしたか。しかし何やらフラフラとしますな。」
実「あぁ、俺の血には鬼を酩酊させる効果がある。稀血の中でも貴重品だぜ。」
実弥は流れる血もそのままに、鬼に切り込んでいく。鬼は先程までの勢いもなく、斬撃を木の枝で受けるだけで精一杯だ。
粂「鬼さん、こちら。」
粂野が鬼の後ろから現れた。
粂「参ノ型、晴嵐風樹。」
鬼の首が飛んだ。体が崩れていく。
実「おいっ、大丈夫かァ?」
実弥が楓のもとに駆け寄る。
楓「大丈夫、はこっちの台詞よ。なんで自分で自分の腕切っちゃうのよ。」
楓は自分の足に巻いたハンカチを解くと、実弥の腕に巻き付けた。
実「他人の心配してる場合じゃねぇだろぅがァ。」
楓「心配させるようなことしないでよ。」
粂「はいはいはい。そこまで、そこまで。」
粂野がすごい剣幕で言い合いをしている二人の間に入った。
粂「とりあえず二人共、隠が応急処置してくれるから、大人しくしてて。それから蝶屋敷ね。」
楓「はぁい。」
実「、、ちっ、、」
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