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【SPY×FAMILY】dear twilight ※全年齢

第5章 なんのために




上半身を晒しているロイドの横で、
ユノはじっとその身体を見つめていた。


「なんだい?」

「いえ、お仕事……大変なんですか」



精神科医の仮面を被る姿からは、
全く予想できない身体をしている。
スパイとは、身体を張る仕事なのだろう。
少なくとも、ここに越してきてから。
トレーニングなど、している気配はなかった。



「どうかな、人手不足ではあるけど。僕にとってはいつも通りかもしれないね」

「私に何か、出来ることはありませんか」



あそこから、連れ出してくれたこと。
優しく、接してくれること。
ユノにとって、ロイドは主なのだ。



「君はどうしてそうやって………」

「え?」


苦笑いを浮かべたロイドは、
ユノの首筋にキスを落とした。



「充分だよ。これからも、妻をよろしく」

「…………はい」



肌を撫でながら、
口付けを段々と下におろしてゆく。



あばらが浮き出ていたほどの身体は、
まだまだ細身ではあるが、
女性らしい柔らかいものに変わりつつあった。
優しく肌を撫でる感触にさえ
身体を震わせるユノは、
男にとってはたまらないものであった。



満足そうに、手を這わすロイドの息が、
次第に荒く変わっていく。


「ロイド、…………」


ねだるように、
見つめるユノを見て
深く口付ける。



口内で互いの舌と、唾液が絡み合う。


ロイドが下半身が視界に映り、
ユノは目を彷徨わせた。


くす、

「君は、不思議だね」

「そう、でしょうか」


普通とは違うと言われているのならば。
その通りかもしれないと、思う。



「許可は、………要らないんだろう?」


「…………はい」




そして。


ユノは
言われるままに、快楽に身を委ねた。




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