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アイドルと×××

第1章 マジかよ!?プロデューサー?


翌日になった。今朝はよく晴れていて清々しい朝だった。

「おはよう・・・うわっおっさん起きてたんですか?」
國本が一番乗りでダイニングルームにやって来た。

「やぁ、おはようっておっさんじゃねーよ。まぁ、朝飯作ったから座りな!」
「おはようございまーしゅ♥」
そこに依子がかわいく登場。

そしてみんなが席に着いた。
「何ですかこれ?」
國本が不思議そうに聞いてきたので俺は自信満々に言った。
「日本の朝飯といったら白米とみそ汁、焼き魚と卵焼きだろ!」
「あの、パンとかは?」
葉山が申し訳なさそうに聞いてきた。
「すまんがパンはなかった。また買ってくるからよ。」
「え~っ?」
みんながどよめく。
「仕方ないだろ!さっさと食べろよ。大事な話もあるんだしさ。」
俺がそう言うと皆は渋々と朝飯を食べ始めた。

「お茶もあるから飲んでけよ。それで食べながら聞いてほしいんだけど昨日の夜ずっと考えてたんだ。」
「不貞行為ですか?」
葉山がすかさず突っ込んでくる。
「ちげーよ。グループ名だよ!それでグループ名なんだけどトキメキガールズにしようと思うんだ。英語と労マジのスペルで大文字っていうのどうかな?」

俺はそう言いながら
ホワイトボードを引っ張り出してグループ名を書いた。

「”TOKIMEKI GIRLS”にはファンのみんなにときめいてもらうというのとインパクトも重視したんだ。それといつまでもトキメキを忘れずに少女の頃のようにという願いも込められてるぞ。どうだ?気に入ったか?」

「・・・・。」
だよな~案の定、しらけるよな~と思っていたら依子が目を輝かせて手を挙げた。
「素敵名前ですね。いいじゃないですか?」
それに続き水野も手をあげる。葉山と國本とアーニャーは反対意見だったがメンバーの2人に推されてこの名前を受け入れてくれた。

「さて、早速だが歯を磨いたら皆にやってもらいたいことがる。」
「何ですか?」
皆がキョトンとして言った。
「草むしりだ!」
「え~っ。」
明らかに嫌な顔をされてしまった。でも会社からの命令だから仕方ない。俺は心を鬼にして何とか皆を説得することができた。
「それでは盛大に草取りイベントを開催します!」
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