第3章 その日
エレン「ミカサ急げ‼︎」
ミカサ「わかってる」
エレン「急ぐんだ‼︎」
二人はもう一度柱を持ち上げ始めた
カルラ「きょ…巨人が… 入って来たんだろ?
エレン‼︎ ミカサを連れて逃げなさい‼︎」
エレン「‼︎」
カルラ「早く‼︎」
エレン「…に… 逃げたいよオレも‼︎
早く出てくれよ‼︎早く‼︎一緒に逃げよう‼︎」
エレンは泣きながら叫んだ
カルラ「母さんの足は瓦礫に潰されてここから出られたとしても走れない…わかるだろ?」
エレン「オレが担いで走るよ‼︎」
カルラ「……‼︎」
エレンのその言葉にカルラの目に涙が滲みでてきた
カルラ「どうしていつも母さんの言うこと聞かないの!最期くらい言うこと聞いてよ‼︎ ミカサ‼︎」
ミカサ「ヤダ… イヤダ…」
ミカサも泣きながら柱を持ち上げた
カルラ「……‼︎」
その時遠くから足音が聞こえた
ズシン…ズシン…ズシン…