第16章 私が守るべきもの

最後の戦いの幕が切って落とされた


誇り


執念


恨み


希望


様々な感情を胸に


誰もがみな


守りたい誰かのため


無限の城を突き進む


”私もその中のひとり”


そうなるはずだったのに


私は


私の守るべきもののために


そう出来ない


ねぇじぃちゃん


どうして私は


肝心な時に


大切な人たちの役に立てないの？


こんな私が幸せになることを


神様は許してくれるのかな