第40章 緋色の弾丸〜15年前の犯人は〜
ーー降谷side
コナン君達の推理で白鳩舞子と共犯者である井上治の2人が今回の事件の犯人だと分かった。僕は井上さんを後ろで押さえつけ、何故雪もリニアに乗せたのかと聞く。
井上「警察にバレると計画がダメになるからな、だからリニアに一緒に乗せたんだ‼︎」
ビリビリ
安室「くっ……⁉︎」
突然後ろに振り返った井上がスタンガンで反撃して来た。直撃は避けたが一瞬怯んでしまい、その間にタブレットを持った灰原哀ちゃんからタブレットを奪い取った。
井上「どけ‼︎」
ドンッ
雪『安室さん、哀ちゃん⁉︎』
安室「僕らは無事だ、それよりも……」
小五郎「待てー‼︎」
心配する雪に僕達は無事だと言い、井上さんは新幹線が駅に止まった瞬間に逃げだし小五郎さんが跡を追ったを伝えた。
安室「降りたのは新湊浜駅だ」
コナン『分かった』
プルルル
降りた場所を伝え暫く経った頃、スマホに非通知の着信が来た。こんな状況で誰からだと思い、誰もいない場所で出るとそれは聞きたくない声の主からだった。
赤井『犯人が逃げだようだな』
安室「……何故知っている」
赤井『情報が来たものでな、それよりも……』
犯人を捕まえる為に一時協力関係を結ばないか、と提案をして来た。どういう意味だと聞くと今回の犯人は15年前の模倣犯では無かったので逮捕後は日本の警察に任せたいと言う。
赤井「それに、お嬢さんを巻き込んだ犯人を許せないからな」
安室「……」
暫く悩んだ僕は渋々、受け入れる事にした。確かに雪をこんな目に合わせた犯人は許せないし逃すわけにもいかなかった。
安室「……今回だけだ」
赤井「ああ、ではスコッチ……いや桜井にも連絡して置いてくれ」
犯人を追い詰める場所と動きはこちらで指示するといい電話を切られた。僕はFBIと協力して犯人を捕まえるとヒロに連絡を入れる。
諸伏『ええ、赤井と⁈』
安室「詳しい事は連絡が来るだろう」
諸伏『分かった、それにしても……よく受け入れたな』
安室「まあな」
今回だけだとヒロに言い電話を切り小五郎さん達の元へ戻ると、事態は知らぬ間に大変な事になっていた。