第134章 君の元へ
降谷さんが私の部屋にいるーー。
「この部屋もいい匂いがするな。」
「あ…んまり匂わないでね?恥ずかし…。」
「潜入中は身体にあまりつよい匂いは付けないようにしてるが…、今はどんどんつけたくなる。めぐみの匂い。」
「その言い方臭いみたい…。降谷さんの方がいい匂いだよ。」
そう言って私は降谷さんのパーカーに顔を埋めた。
すーっと鼻で吸い込む。
「香水とかつけてないが。」
「降谷さんの匂いなの。…加齢臭?」
「おい。まだ二十代だ。」
「ギリギリね。ふふっ前もこんな話したような気がする。」
私は抱きしめてた降谷さんをすこし押してベッドに誘導した。
「…あの…。」
「ん?」
「…抱いてもいいですか?…いや違う…だ、抱いてください…?」
「ぷっ、めぐみが抱いてくれるのか?」
「だ、だって!…やっと会えた。凄く胸が痛い…」
「…痛い?」
「…降谷さんが私を連れ戻しに来てくれて…嬉しくて…本当に嬉しくて…苦しいくらいなの。」
「…めぐみ。」
「……零さん。」
私は着ていた服を自ら脱ぎ始めた。
降谷さんが欲しいーー…
降谷さんも上着を全部脱いで私に手を伸ばした。
二人でお互いを強く求め合った。
歯と歯がぶつかってしまうのではないかってほど激しく…何度も角度を変え、舌を絡ませあった。
「…んっ…」
「…めぐみっ…」
唾液が混ざり合い、吐息が重なり、見つめあった。
「…めぐみ。」
何度も私の名前を呼んでくれた。
「…零さん。」
私もキスの合間に何度も呼んだ。
「好き…大好き。」
「僕もだ…愛してる。めぐみ。」