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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第131章 最終章【コーヒーはミルクだけ】


風見さん達との合流地点に到着して私たちは車から降りて待っていた。

だいぶん離れたところまで来たから、流石にさっき追ってきていた人たちはついてこれていないだろう。




「これからどうするの?」
「どこからめぐみの情報が漏れたのかわからない以上、うかつに動かないほうがいい。」

そう言いながら降谷さんはあちこち電話をかけ始めた。
私はそんな彼の邪魔をしないよう少し離れたところで、周りの様子を見た。

海の近くで、倉庫が並んでいた。

真っ暗で点々と置かれている街灯の明かりだけが頼りだった。


「めぐみ。危ないからあまり離れないで。」
「はい。」

「今ローラや風見達がこちらに向かってる。…赤井達も。」
「そんなにみんなで?」
「あぁ、何台かの車を用意してめぐみがどの車に乗ってるのか撹乱する作戦だ。」
「おぉ。すごい。」
「めぐみは…赤井とコナンくんの車にのってまたしばらく隠れてもらう。」


毎回赤井さんの名前を言う前にワンテンポ間が開くのは、本当は名前を呼びたくないのだろうか。

「降谷さんも…会いに来てくれる?」
「…。」


ずっと隠れて過ごすというのはやっぱり寂しい。
一人だとあれこれ考え込んでしまってネガティブになりがちだった。

「情報がどこから漏れたのか…それを突き止めないといけない。」

私は口をぐっとむすんだ。

わがままを言っちゃダメだ。
毎日会いに来て、そばにいて。なんて思ってても言っちゃダメ。
それが公安…ゼロの恋人になるということじゃないか。と、必死で心の中で自分に言い聞かせた。


「めぐみ。」

降谷さんは私のそばに来て今までにないくらい力一杯私を抱きしめた。

ーー息ができないくらい。


「終わったら迎えにいくから。」
「…うん。」
「しばらくコナンくんのところで待ってて。」
「…うん。…赤井さんと待ってる。」

「おい。」
「ふふっ。」

私が降谷さんの胸から顔を上げると押し付けるようなキス。


「…ん、…」





「浮気するなよ。」
「…うん。」

優しいキスのあと、降谷さんは不敵に笑った。


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