第128章 誓い
私達はさっき食べ損ねた夕食を囲っていた。
カレーとサラダ。
私がすっごく辛いのが苦手って言ったので、辛さを少し抑えてくれたらしい。
「ねぇ。見て。きゅうり太い!」
くすくす笑いながら言うと、降谷さんも笑ってくれた。
「歯応えあっていいだろ?」
「ふふっ。」
赤井さんのことになると包丁遣いまで荒くなるの本当に面白い。
「これから調べ物が増えるな。」
カレーをさらえながら、降谷さんが言った。
「私も何かある?」
「いや、元々風見も小塚製薬については調べていたようだし、このまま捜査を続ける。それに君があのコナンくんに相談したならもしかしたら何か調べてるかもしれない。また交えて話をしよう。」
「うん。」
私もカレーを食べ終わり、お皿を持って洗い物のところに持って行った。
「私はここにいるだけでいいの?」
出来ることなら何かしたい。
「小塚が何故めぐみを狙っているのかそれがわからない以上、今はここから出ない方がいい。」
「…そっか。」
「僕がここに帰ってきた時、笑顔で迎えてよ。」
いっしょに片付けをしながら、降谷さんは笑ってそう言った。
「それだけ?」
「僕が仕事で来られないときは、きっと他の捜査官もくるだろうが、誰かに迎えられるって意外と嬉しいもんだと思うよ。」
「じゃあ、家事頑張る。」
「調べがつくまでの間、すこし耐えてくれ。」
「ううん、ありがとう。」
片付けを終えた後は、降谷さんはどこか色んなところに電話をかけていた。
仕事の電話だろう。
私がシャワーを浴び終えても、降谷さんの部屋からなにやら話し声が聞こえてきていた。
ーー…コーヒーでも淹れよう。
忙しそうな降谷さんにコーヒーを淹れようとお湯を沸かした。