第125章 恐怖
「あ、それとちょっと前に赤井さんから連絡来てて。」
「うん。」
「あの国際指名手配の男と小塚製薬はやっぱり繋がりがあるみたいだ。」
「そうなの!?」
「うん。なんなら風見さんが捕まっていた開発途中のあの土地全体も小塚製薬が絡んでる。」
「あの入り組んでた土地?」
「そう。建設会社と小塚製薬が裏金であそこを買い取り、何やら施設を作ろうとしているみたいなんだ。」
コーヒーを飲みながら、コナンくんの難しい話を一生懸命理解できるように努力した。
「なんの…施設だろ。」
化学実験場とか…?
「あそこに一つの街を作る予定みたいだ。」
「街を…?」
「学校、病院、マンション、デパート…全部を。」
ーー製薬会社がなんでそんなものを?
「あとあの薬のことなんだけど…。」
あの薬ー…。
風見さんが命懸けで男から押収した錠剤。
「成分が複雑で、やっぱり博士の家の施設じゃあ全部は調べきれないって。一応まだ調べてるみたいだけど。」
「哀ちゃんもずっとやってくれてるんだね。ありがとう。」
まだ本当にわからないことだらけだ。
全然私とは関連がない可能性だって全然ある。
「赤井さんがFBIで色々調べてくれてるみたいだけど、あの国際指名手配の男もフランスではかなり大きな組織の末端の男らしいし…。」
…フランス!
日本だけの話じゃなくなってきてる。