第123章 トリックオアトリート
零さんは私の手首を布団に押さえつけ、ゆっくりと指を絡めるように握りしめた。
「あっ…」
「…っ。」
気持ちよさそうに顔を顰める零さんにドキドキする。
ーー…私で気持ちよくなってくれてる。
そう思ったら嬉しくて仕方ない。
「れい…さん。」
私もぎゅっと手を握り返した。
心が満たされる。
私の視線に気付いた零さんが優しく微笑んで、ぐっと私の弱いところを狙って擦り上げた。
「ひっ…やぁぁ…ん…ぁ」
「…めぐみっ」
私が達し締めることで、零さんも最後私のナカで果てると、ぎゅーーっと力いっぱい抱きしめてくれた。
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「はっ…はっ……んぁ…」
「後ろもいいな。婦警のめぐみを犯してるみたいだ。」
「も、もう…お願いっ…」
四つん這いになって、前のボタンを引きちぎられ、服の機能を無くした青い制服がだらっと揺れていた。
後ろから何度も突かれ、胸を鷲掴みにされて、後ろの零さんに泣きながら、懇願しても、嬉しそうに笑うだけだった。
これで何度目だ。
横からもされ、座りながら向き合ってやり、今は後ろからだ。
喉が渇いたーー…
枯れて、上手く声も出せない。
力尽きてうつ伏せに倒れそうになったら、後ろから腕を引かれ無理やり起こされた。
「れ…ぃ…さ…ぁあっ」
「だめだよ、起きて。僕からのトリートを最後まで受け止めてもらわないと。めぐみがそれを選んだんだからーー…。」
「ひっ…ぐぅ……あっ…」
何度イカされたかわからない私がベッドに顔を押し付けて倒れると、そっと耳元で零さんが囁いた。
「それとも、もう一度“トリックオアトリート”を選び直すか?」
これが甘いトリートだったら、もう一つのトリックがどんなものかなんて想像すらできない。
私は首を振った。
「ふふ。“Treat me or I’ll trick you.“ たくさんのトリートをありがとう。めぐみ。」
そう言って、零さんは不敵に笑った。