第122章 ハッピーハロウィン
ハロウィン当日、私は朝から本格的な飾り付けをしていた。
梓さんももう来ていて、わたしが椅子の上に立ってコウモリの飾りをぶら下げているのを下で支えてくれていた。
仮装はまだしていない。
子供達がくるから夜ではなく昼過ぎからやることになっているので、それまでにバックヤードで二人で着替えようってことになっている。
「ポアロがポアロじゃないみたいだね。」
下で椅子を支えながら梓さんが言った。
「うん、そうだね。レトロな感じとハロウィンの色合いがいい感じ。」
「でも、あんまり怖くしちゃうと子供達怖がるね。」
「可愛い感じにまとめよっか。もうすぐ子供達がお手伝いに来てくれるから今のうちに上の方終わらせよう。」
私は箒に乗った魔女のシルエットの飾りを吊るしながら、梓さんにそう言った。
「こんにちはー!」
ちょうど話をしていたら子供達の声がお店の外から聞こえ出した。
お客さんが間違えて入ってこれないように鍵をしていたから、出入り口の前で待っているようだ。
鍵を開け、お店の扉を開けると、可愛い子供達4人が立っていた。
「いらっしゃい。お手伝いありがとう。」
「こんにちは!」
歩美さんちゃんが元気いっぱい挨拶をしてくれた。
魔女の帽子をかぶって黒とオレンジのワンピースを着ている。
「手伝いに来てやったぜ!」
元太くんは狼男のようで、顔にかぶりものをつけていた。
「そんな言い方は失礼ですよ!元太くん!こんにちはめぐみさん。」
光彦くんはドラキュラだろうか。マントを肩にかけたいた。
「みんなそれぞれ素敵な仮装だね。」
「めぐみさんは?」
コナンくんがみんなの後ろから顔をひょっこり出した。
「私と梓さんは料理とかの準備もあるからね、パーティーが始まる頃に着替えるよ。」
「そっか!」
「じゃあ、みんな!ここのカウンターにハロウィンの飾り付けがあるから、窓にペタペタ貼ったり、カウンターやテーブルにかっこよく置いて行ったりしてくれる?」
「はーい!」「まかせろっ!」
バタバタと走り出す子供達。
残されたコナンくんの横に私はしゃがみ視線を合わせた。