第121章 ハロウィンパーティー(前夜祭)
「以前コスプレでやりたいって言ってたもんな。」
「…ぁ…ん…いってな…いっ」
力が抜けてきて降谷さんに向き合って立っていたが、上半身を降谷さんの肩に預けるように倒れ込んだ。
「言っただろう。」
「おもちゃ…か、コスプレ選べって…言うから…っんあっ」
どっちかなら服の方がまだマシ。というだけだ。
ぐちゅぐちゅと、指の動きを止めず、私の顔を覗き込んでくる降谷さんは、意地悪そうに笑った。
「じゃあ、脱げって言うならおもちゃがいいってこと?」
「…っ!」
「締めるな。望んでるみたいじゃないか。」
「…ちがっ…ひゃ…ぁ…」
首元にキスをされ、ナカの指が奥をゆっくり擦り始めた。
「も…あし…が…」
ベッドの前に降谷さんの方を見て立っていたが、力が入らなくなってしまった。
それを見た降谷さんはくすくすと笑いながら、指を抜くと私を抱き上げベッドに座らせた。
ベッドの上でお互いの向き合う。
一方が彼シャツで、一方がメガネに白衣。
ちぐはぐすぎて笑えてきた。
降谷さんもそう思ったのか、聴診器をぽいっと畳に投げ、白衣も簡単に脱ぎ捨てた。
…メガネは外さないようだ。
私は見えてしまわないように、降谷さんのシャツを引っ張り足を閉じた。
「…そういう仕草もそそる。」
「…えっ?」
「ぶかぶかで可愛すぎる。」
手を伸ばされぎゅーっと力一杯抱きしめられた。
ボタンをとめていても見える鎖骨のあたりに舌を這わしていく降谷さん。
「…っん。」
座っている私の足を何度も何度も撫でて行った。
「ん…ふぅっん…」
深いキス。
角度をつけるたび、降谷さんのメガネが眉の辺りに当たっていた。
それでも薄らと目を開けるたびに見えたメガネ姿の降谷さんがいつも以上に知的に見えて、ドキドキした。