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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第114章 風見裕也の災難


パイプ椅子に縛られ、目隠しをされ足首も縛られた。

次にどこを殴られるのかわからないから、身構えることもできない。

腕は恐らく折れてる。




「カバンが見つかるまではこのままだ。…しかし、お前が帰らないと通報されても困るな。」

ぶつぶつと男が呟いている。

「おい、しばらく帰れないと近しい人間に電話しろ。仕事場でも家族でもいい。」


ーーまだ警察関係者だとバレてはいない。バレれば必ず殺される。



しかしどうにかしてこの状況を降谷さんに知らせなくては。

私の電話は着信履歴は必ず消している。それは公安の捜査官全てそうだろう。大切な番号は暗記し、携帯に登録なんてもってのほか。

私の携帯から降谷さんへとバレることはない。

しかし、今ここで降谷さんに電話をして履歴に残れば何かあった時ーー…。


どうすれば降谷さんにつながる。


誰に連絡すればーーー…


警察関係者でもない、公安でもない、でも降谷さんを知っている人物ーー…





「わかった。電話しよう。今から言う番号にかけてくれ。」
「なんだ覚えてるのか。」
「あぁ、大切な人なんでな。」


大切な人ーー。
彼にとって大切なーー。



頼む。彼にーー降谷さんに伝えてくれ…めぐみさん。

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