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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第112章 寂しさを


真剣な表情で、ローラさんを見つめる降谷さんの顔が忘れられない。


胸が痛い。










「私がいなくならないって証明して、初めて降谷さんに告白しようって思ってるのに、その時彼に他の女性がいたんなら意味ないじゃない。」


仕事が終わって、一人。
何もない部屋でベッドに膝を立てて座り、先程の光景をぐるぐると何度も思い出してはため息をついていた。





ぐっと、我慢していた涙が出てきてしまいそうだ。



「寂しいなぁ……」


ポツリと言葉に出した瞬間、決壊が崩壊したかのように、ぼろぼろと涙が出てきた。




なんで、この世界に私はいるんだろう。



もう、誰も私を好きでいてくれないなら、向こうの世界に帰りたいーー…









「うっ…ぐすっ…」





ブーブー


私の横に置いたあった携帯が鳴った。



画面を見ると、登録していない番号。
だけど、覚えている番号だった。











「…もしもし。」
「めぐみか、久しぶりだな。」





「ーー…赤井さん。」






優しい赤井さんの声が耳に響いた。





「…何かあったんだな。そちらに向かう。家か?」
「…だ、大丈夫っ!ごめん、ちょっとホームシックというか、なんか…泣きたくなっただけ。大丈夫…」

「めぐみ。」


電話越しでも私が泣いていたことに気付いた赤井さんは、諭すように低い声で名前を呼んだ。


「話したいこともある。迎えにいく。」




最後にそれだけ言うと、私の返事も待たずに電話を切った。

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