• テキストサイズ

そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第111章 笑顔で


裏口からバックヤードに戻り、手を洗っていると安室さんがこちらにやってきた。

「めぐみさん、すみません。キッチンペーパーの在庫なんですが、今使い終わって交換したので後一つになりました。」
「キッチンペーパーなら昨日発注かけました。」

「さすがめぐみさん、仕事が早い。」
「…安室さんほどじゃ。」

私は彼の二の腕を見た。

白いシャツを上から羽織っていてよく見えないが、たしかに包帯のようなものが見える。


「めぐみさん?」
「…っ。あ、すみません。」



「…目が。」

「…?」



しまった。さっきローラさんと会って、涙をぐっと堪えたから目が赤くなっていただろうか。




「…いえ、なんでもありません。」

私に手を伸ばそうとした安室さんはその手を引っ込めると、私から顔を逸らした。



「大丈夫…。大丈夫ですよ、安室さん。私は大丈夫。」

私は必死に笑顔を浮かべ、安室さんにそう言った。
/ 1084ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp