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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第111章 笑顔で


次の日。

私はポアロの裏口の前に立っていた。
深呼吸を1つ。



昨日あれから、コナンくんと哀ちゃんにはこっちに来た時の詳しい状況を話した。
大した情報ではないけれど、そこから色々調べといてくれるらしい。私は何をすればいいか尋ねたら、黒の組織から隠れながら、これ以上安室さんと仲がこじれないようにしろ、と言われただけだった。







「…安室さんとこれ以上こじれないようにーー…ふぅ。普通に普通に。がんばれ、私。」


ぶつぶつと呟きながら私は裏口を開けた。

今日は朝から安室さんがいる筈だ。




「おはようございます。」







『これで最後だーー…ごめん。めぐみ』


と、言われ、『わかりました。』と答えた私は、服を着て荷物をまとめると、何も言わずに部屋を出た。

あれ以来、初めて顔を合わす。





「あ、おはようございますめぐみさん。」
「…っ」

バックヤードにひょっこりと顔を出して、笑顔で優しい声の安室さん。


「足の怪我はどうです?」
「…あ、大丈夫…です。」
「それは良かった。ちゃんと歩いたり走ったりできるようになるまで、お店立つのは僕に任せてくださいね?」
「ありがとうございます…安室さん。」


いつもの安室さんだ。

さすがプロだなー。何も変わらない。
いつもの明るくニコニコ胡散臭い笑顔の優しい安室さん。



「来週のシフトなんですが、ちょっと調整してもらいたいところがあって…。」
「いいですよ。あとで希望を教えてください。」
「いつもすみません。」
「それをマスターがよしとして、あなたを雇ったんですから構いませんよ。そのかわりちゃんと連絡はしてくださいね。」



初めて会った時と同じような会話。
すべてをリセットしたんだと、自分にも言い聞かせた。
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